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アマチュアミュージシャンいろんな日常


by loudguitar
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二代目がダメな理由

親の背中を見て子は育つと言いますが、子供は親のやってきたこと全てを見れるわけではない、と最近思うようになった。
たとえばすごく苦労して事業を立ち上げ、挫折の連続ののちようやく成功した人がいるとする。
そのどこかの時点で子供ができるわけですが、子供に物心ついたときは親はすっかり余裕ができ成功者だったとすれば。
人に対して権力を振るったり贅沢をしたりという姿しか子供は見ることができない。
本当は一番下から苦労して上がってくるという過程が大事なんだけど、そこのことは知らず、ただ偉そうな態度だけ受け継ぐことになる。
身近にそういう典型的ケースを目にしてるんですがね。
この親にしてこの子あり、というそっくり親子。
しかし子は…その、今の年とった親のミニチュア版。
何か違うぞ、おい。
どうしてそんなに尊大で偉そうなんだ。
どうして自分は動かず人を動かそうとするんだ。
最初はきっと年とってくれば丸くなって変わってくるかなあ、と思ってたんですが
たぶんそういうことじゃないんだね。
これは難しい問題ですよ。
成功した姿を見せるのは悪いことではないけど、苦労のすべてを見せる必要はないかもしれないけど、人間としての品位って子供の頃に形成されてそう簡単に変わらないと思う。

私も親になって、一層自分の生活態度全般に気を使うようになった。
遅いけど(笑)
子供に対して何をやるか、というより親自身が人に恥じない人間であることとか。
もう中学生だからひとりで放っておいてもかまわないはず。
それでも一応夜ひとりにはしない、とか。
私が夜遊びに行ったってたぶん子供も旦那も気にしないと思うの。
でも、『向こうが気にしない』というのと『私が気にしない』のとでは大きな差があると思う。
どれだけ子供が自分の親としての思いをくみとってくれるか、分からない。
ひょっとして何もわかってないのかも。自己満足なのかもしれないけどね。
by loudguitar | 2006-12-07 11:24 | その他